2025年05月13日

Live Goes On 2025

Live Goes On 2025

Live Goes On - これまでに観た(聴いた)コンサート/ライヴの記録
2025

212
2025年1月16日 東京都港区・六本木Be
MoMo.(vo), 白井たか子(key), 太田垣光宏(g), 安藤圭介(b), 国技館太郎(ds)

213
2025年3月29日 東京都新宿区・新宿ピットイン
突囲表猫
林栄一(as), 潮田雄一(g), 岩見継吾(b), 永田真毅(ds)
Guest:アルメン・ナルバンディアン(Armen Nalbandian, p)
★ピットイン74回目。林栄一が新たなるインプロヴァイズド・ミュージックを追求する突囲表猫(とついひょうびょう)。林栄一の傍に岩見継吾がいる、そのことだけで刺激的だ。後半には来日中のピアノ奏者アルメン・ナルバンディアンがゲスト参加、突囲表猫の音楽に全く違う言語で語りかけることで変な緊張感が漂う、それもまた面白さ。

214
2025年4月19日 東京都大田区・大田区民ホールアプリコ
ポルトフィルハーモニー管弦楽団
指揮:阪本正彦
ピアノ独奏:リード希亜奈

215
2025年4月26日 東京都渋谷区・代官山ユニット
Saxon
ビフ・バイフォード(Biff Byford, vo)、ダグ・スカーラット(Doug Scarratt, g)、ブライアン・タトラー(Brian Tatler, g)、ニブス・カーター(Nibbs Carter, b)、ナイジェル・グロックラー(Nigel Glockler, ds)
★サクソン! 当初は24年11月の公演だったものが5ヶ月延期となっての無事開催。24年10月のアイアン・メイデンは横浜のアリーナだったが、サクソンはユニット(!) しかしそんな格差は一瞬で忘れさせる圧巻のステージだった。まさにアルバム「Wheels Of Steel」が発売された高校生時代から今まで聴き続けてきたバンドが今、目の前にいる。それだけで涙が止まらない。ポール・クインは不在ながらダイアモンド・ヘッドのブライアン・タトラー(!)がフライングVを抱えている。全く衰えないビフ・バイフォードのヴォーカルが数々の名曲を歌い、叫ぶ。途中からの「Wheels Of Steel」の再現に至ってはもう爆涙。とはいえ決して懐かしさだけではない現在進行形のヘヴィメタル。完璧のステージ!
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216
2025年7月20日 東京都新宿区・新宿ピットイン
MS Decoder
鬼怒無月(g), 西滝太(key), 関根詩織(b), 須藤俊明(ds, comp)

★ピットイン75回目。鬼怒無月3Daysの2日目、 須藤俊明の書いたモバイルスーツ(組曲)を演奏するユニット、MS Decoder。ジャズではない、ジャズロックでもないと思う、オルタナティヴ・プログレ? 4者の才気と力量がこの重厚な組曲に息を吹き込み見事に再現する。そして鬼怒無月とBase Ball Beerの関根詩織とのプログレ談議の面白さ(キャラヴァンとジェスロ・タルをどうしようもなく聴きたくなった)が、MS Decoderの面白さをより深める。

by junn-chang, May.13, 2025
Last Update, Jul.27, 2025
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2020年02月22日

Live Goes On 2020 - 2024

Live Goes On 2020 - 2024

Live Goes On - これまでに観た(聴いた)コンサート/ライヴの記録
2020 - 2024

196
2020年1月13日 東京都新宿区・新宿ピットイン
田村夏樹+藤井郷子
This Is It!
田村夏樹(tp), 藤井郷子(p), 井谷享志(per)
motsure
与之乃(琵琶), 田村夏樹(tp)
藤吉
藤井郷子(p), 吉田達也(ds)
★ピットイン64回目。「あれもこれも」と題された田村夏樹+藤井郷子のピットイン昼夜公演の昼の部。井谷享志とのThis Is It!、琵琶の与之乃と田村夏樹の超異次元デュオ、そして藤井郷子と吉田達也の藤吉によるファンタジックな異空間=新世界感、と夫々日本のジャズシーンの境界を拡張、というか無にする先鋭的な音世界。休日の午後にこんな音楽を聴くことが出来る新宿という町は凄い。

197
2020年2月9日 東京都新宿区・新宿ピットイン
山田拓児Folklore
山田拓児(as, ss), 吉本章紘(ts, fl), 曽我部泰紀(ts), 張替啓太(tb), 片倉真由子(p), 千北祐輔(b), 山田玲(ds)
★ピットイン65回目。山田拓児を初めて聴いたのは鈴木良雄のGeneration Gapだった。なんてアイロニカルなユニット名だと思ったけど、日本のジャズシーンにとってGeneration Gapは命題なのだと思う。ピットインのプログラム、夜の部出演者の平均年齢は一体何歳なのだろう。そんなことを考えながら、この1980年以降に生まれた山田拓児や片倉真由子らの音楽を聴いた。各人の高度な技巧には感心するものの、正直、もっと突き抜ける何かが欲しいな、と思った矢先、このバンドでも異質感漂わせる片倉真由子が圧巻の演奏を聴かせてくれる。山田拓児のオリジナル<Lite Blue>での片倉真由子のピアノソロは情感溢れ、涙が出るほどに極めて感動的だった。フォークロアと名乗るくらいなのだから、ベルベル人の音楽を演奏したようにもっともっと国境を越えてゆけばいいのに。

198
2023年9月2日 東京都渋谷区・文化総合センター大和田さくらホール
あんべ光俊 & The Takarajima Band
あんべ光俊(vo, g), 大間ジロー(ds), 竹田元(key), 櫻田まこと(g, key), 佐藤弘基(b), 他
★はじめて行ったコンサートは、あんべ光俊の<星の旅>ツアー最終日の一関公演、1979年12月、中学1年生のときだった。いまでも鮮明に覚えているあのステージから44年…。感慨深い。渋谷で再びあんべ光俊を聴くことができた幸福。エナジーに満ち満ちた数々の名曲の中、やはり<星の旅>、<遠野物語>を聴けば感傷的になってしまう。ステージの最後、あんべ光俊が残した言葉<負けんなよ>が心に響く。

199
2023年10月14日 東京都文京区・壱岐坂Bon Courage !
だいだらぼっち
酒井俊(vo), 田中正信(p), 林栄一(as)
★2012年10月以来、11年振りのだいだらぼっち。酒井俊, 田中正信, そして林栄一が奏でる辺縁の音楽。それぞれ増した凄みが描く濃密なインタープレイ。どうしても英語で歌われる曲よりも<回想>、<ナーダム>の詩世界に惹かれる。後半、<買い物ブギ>から(まさかの)<香水>への流れが日本の歌謡シーンを斜めに横切ってゆく酒井俊を特異な立ち位置を示し、それらを含めての<Rush Life>だったのだろうと思う。
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200
2023年12月9日 東京都新宿区・新宿ピットイン
Altered States
内橋和久(g, effects), ナスノミツル(ele-b), 芳垣安洋(ds), ゲスト: 富樫春生(key, p)
★ピットイン66回目。2008年11月以来、15年振りのAltered States。追悼、アストラッド・ジルベルト、バート・バカラック、ウェイン・ショーター、カーラ・ブレイ(!)、ジェフ・ベック、ロビー・ロバートソン、シネイド・オコナー、坂本龍一、そしてシェーン・マクガワン。今年、多くのミュージシャンが逝ってしまった。そして今年は多くの人々が死んでいった。なぜだろう、理由があるのだと思う。
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201
2023年12月17日 東京都新宿区・新宿ピットイン
松本健一 SXQ
松本健一(ss, 尺八), 立花秀輝(as), 藤原大輔(ts, fl), 吉田隆一(bs, fl)
★ピットイン67回目。和製ワールド・サキソフォン・クァルテット(WSQ)は本家=WSQを凌駕する。個性溢れる4人の超絶アンサンブルと先鋭的インプロヴィゼーション。音は時に言葉を超越し、聴く者の能と心に問いかける。

202
2024年1月14日 東京都新宿区・新宿ピットイン
世田谷トリオ
高橋佑成(p), 岩見継吾(b), 吉良創太(ds)
★ピットイン68回目。才気に満ちた強力なピアノトリオ。メンバーのオリジナル曲の他、<Cherokee>、<Giant Steps>、<I Love You>、<Unforgettable>らモダン・ジャズ、スタンダードのカヴァを縦横無尽な演奏は刺激的。そして岩見継吾が今年10周忌となるギター奏者ケリー・キュルコに捧げたケリー・キュルコ<Flatland>は美しく感動的だった。アンコールはなんと<Amapola>。

203
2024年2月17日 東京都新宿区・新宿ピットイン
DUET
吉田美奈子(vo), 石井彰(p), Guest:石井智大(vln)
★ピットイン69回目。孤高のディーヴァを生で聴く幸福。圧巻。<Rush Life>、<Waltz For Debby>等のスタンダード、ローラ・ニーロ、スタリスティックス、イヴァン・リンスらのカヴァが、研ぎ澄まされた感性と高度な技術によって新たな生命を吹き込まれ、この空間に解き放たれる。特に石井彰の子息のヴァイオリン奏者石井智大を交えての3曲のセットは聴きものだった(自作曲の<恋>、坂本龍一の<美貌の青空>を聴けたのは嬉しい)。ラストは<My Foolish Heart>、心に染みる。そして応えてくれたアンコールでは西城秀樹へ提供した<今>。
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204
2024年4月20日 東京都新宿区・新宿ピットイン
深海魚+1
吉本章絋(ts, ss), 岩見継吾(b), 林頼我(ds), Guest:遠藤ふみ(p)
★ピットイン70回目。遠藤ふみを加えた深海魚。吉本章絋の自作曲をインプロヴィゼーションによって海遊、海の底の自由なるカンヴァぜーション。そして、ときに浮上を試みる。

205
2024年5月12日 神奈川県横浜市・横浜エアジン
エウレカ(shezoo meets 加藤綾子)
shezoo(p) , 加藤綾子(vln)
★初エアジン。クラシックと即興演奏の間を自由に行き交うshezooのピアノと加藤綾子のヴァイオリンによるデュオ。Shezooのオリジナリ曲の他、シューベルト、林光、メシアンらの曲を、緊張感溢れる繊細で強靭な音空間を構築する。美しい。

206
2024年6月4日 愛知県名古屋市・ジャズ・イン・ラブリー
Yumi Hara
Yumi Hara(p, organ, vo) , 須藤俊明(b), 吉田達也(ds)
★ジャズ・イン・ラブリー2回目(2013年以来)。英国で活動するユミ・ハラの帰国ライヴ。須藤俊明と吉田達也という強靭なリズム・セクションとのトリオ編成で、自作曲のほかユミ・ハラと吉田達也のツイン・ヴォーカル(!)を含むヘンリー・カウ周辺、ロバート・ワイアットのカヴァなどカンタベリー系プログレ〜ジャズ・ロックを濃厚かつエモーショナルに演奏。貴重な演奏に立ち会えた幸福。

207
2024年6月16日 茨城県水戸市・水戸市民会館グロービスホール
郷ひろみ
★大スタア、Hiromi Go! 超無敵、圧巻のヒットパレード!

208
2024年8月4日 東京都新宿区・新宿ピットイン
外山・大儀見 Duo
外山明(ds), 大儀見元(per)
★ピットイン71回目。およそ5年振りに聴いた外山・大儀見 Duo。完全即興演奏による無限の夢幻、再び。途中、前半は外山明がマリンバ演奏に終始、大儀見元は持ち込んだギターに最後まで触れないまま、無限は暗闇とともに終わりを迎えた。

209
2024年8月17日 東京都新宿区・新宿ピットイン
世田谷トリオ
高橋佑成(p), 岩見継吾(b), 吉良創太(ds)
★ピットイン72回目。ピアノトリオとしてどんどん成長する世田谷トリオ。三者三様の異なる個性が絶妙な緊張感を漲らせ精緻なインタプレイを紡ぐ。でもこのトリオの面白さはやはり岩見継吾の存在感なのだと思う。週末の昼、ピットインで岩見継吾のベースを聴くのも今年3回目。この真夏に暑苦しいまでのあの笑顔を見たくなり、そしてあのコントラバスと本人ががっぷり四つに組んだ強靭な演奏を聴きたくなることの不思議。

210
2024年9月29日 神奈川県横浜市・ぴあアリーナMM
Iron Maiden
ブルース・ディッキンソン(Bruce Dickinson, vo), デイヴ・マレイ(Dave Murray, g), エイドリアン・スミス(Adrian Smith, g), ヤニック・ガース(Janick Gers, g), スティーヴ・ハリス(Steve Harris, b), ニコ・マクブレイン(Nicko McBrain, ds)
★アイアン・メイデン! ”The Future Past World Tour 2024”の日本公演最終日。「Killers」が発売されたのは高校生のときだった。以降40年間聴き続けてきたNWOBHMの雄にしてヘヴィメタル・シーンの最高峰であるアイアン・メイデン。遂にそのライヴを観ることができた。UFOの<Doctot Doctor>が場内に流れ、アイアン・メイデンが登場すると、それだけで何故か涙が止まらなくなる。圧巻のライヴ。決して途切れないテンション。ラストの<Iron Maiden>でイントロを弾くデイヴ・マレイの姿に涙し、アンコールの<The Trooper>では腕を振り上げながら再び号泣する。プログレッシヴなヘヴィメタルを極上のエンターテイメントに高め、完璧なショウを繰り広げる。彼らのそのアティテュードの根底にあるのは英国の誇り。誰かの意思により繰り返される戦争と陰謀の中、自国の国民と領土さえ守ろうとしない日本の政治に絶望し、慌ただしい日常に追われる日々、この国にサムライはもういない。アイアン・メイデンはそんな東洋の島国の民に訴えかけてくる。
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211
2024年12月14日 東京都新宿区・新宿ピットイン
荒武裕一朗
荒武裕一朗(p), 南山拓朗(b), 河村 亮(ds)
★ピットイン73回目。スタンダードの選曲もオリジナル曲の作風もロマンティシズムに溢れてる荒武裕一朗。心を締めつけるような美しいメロディ、繊細かつエモーショナルなピアノのタッチで始まる演奏は、次第にトリオ演奏となって熱を帯びてゆく。南山拓朗の力強いベースラインとファルセット・ハミングの対比も印象的。寒空の12月に聴くにふさわしい音楽。

by junn-chang, Feb.22, 2020
Last Update, Dec.14, 2024
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2019年07月11日

Live Goes On 2019

Live Goes On - これまでに観た(聴いた)コンサート/ライヴの記録
2019

186
2019年6月16日 東京都新宿区・新宿ピットイン
ザ・サード・トライブ(The Third Tribe)
小林洋子(p), 池永一美(ds)
★ピットイン、5年半振り56回目。4年半の中国での生活を終えて再び東京での生活へ。そしてピットイン。小林洋子のピアノと池永一美のドラムスのデュオによる先鋭的な演奏、各々の自作曲やスタンダードを即興性の高いインタープレイと、その音像から浮かび上がってくる情景。力強くも、美しい。
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187
2019年6月30日 東京都新宿区・新宿ピットイン
ドブ・サウンド・システム(Dobu Sound System)
高橋保行(tb), 後関ゴセッキー好宏(ts), 松井宏樹(as), 加藤一平(g), 織原良次(fretless-b), 池澤龍作(ds)
★ピットイン57回目。ダブならぬドブ。オーネット・コールマンの<In All Languages>のカヴァも秀逸ながら、その精緻なアレンジとカオスティックな演奏は、サン・ラ的、或いはじゃがたらかのよう。笑いに包みながら、“言葉の力”の引用は、潜在的なアジテーション、か。
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188
2019年7月6日 東京都新宿区・新宿ピットイン
郊外のサロ
酒井俊(vo), 土井徳浩(cl, b-cl), 吉本章紘(cl), 会田桃子(vln), 須川崇志(cello), 瀬尾高志(b), 落合康介(b)
★ピットイン58回目。国境を越え、社会の辺縁に住む酒井俊。2本のクラリネットと4本の弦楽器による“郊外のサロ”。縦横無尽に交錯する否定形な音が、豊かな情景と混沌を紡ぎ出す。トム・ウェイツの<Martha>、林栄一の<回想>他、一曲一曲、一語一語に込められた思いを、歌として吐き出す酒井俊。ラストは故片山広明に捧げられたボブ・ディランの<I shall be released>(忌野清志郎ヴァージョン)、アンコールは森繁久彌の<とんかつの唄>、そして<満月の夕>という選曲に拍手。

189
2019年7月28日 東京都台東区・入谷なってるハウス
宅Shoomy朱美
宅朱美(p, , vo, voice),喜多直毅(vln), 北田学(cl, bcl), 西嶋徹(b), 鈴木ちほ(bandoneon)
★6年振り2回目のなってるハウス。シューミーのリーダー・セッション。第一部は緊張感溢れるインプロヴァイズド・カンヴァセーション、曲毎に編成を変え、第二部では演奏曲をその場で指示(という即興性)による歌ものでシャンソン2曲とジャズ・スタンダード2曲(<Good Morning Heartache>、<So In Love>)、これが心に染みる。そして最後に再び、美しき即興のカオス。
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190
2019年8月3日 東京都新宿区・新宿ピットイン
石若峻 Songbook Project
石若峻(p,ds), 角銅真実(vo, g), 西田修大(g)
★ピットイン59回目。ドラマー石若峻のポップユニット、ソングブック・プロジェクト。シンガーにceroの角銅真実、ギタリストの西田修大とのトリオによる演奏で、表情豊かな音像に、オルタナティヴかつ緩くも美しい歌世界。彼らの美しい自作曲の他、カヴァは浅川マキ(!)、くるり、そしてフィッシュマンズの<いかれたBaby>(!)まで演奏。

191
2019年9月1日 東京都新宿区・新宿ピットイン
外山・大儀見 Duo
外山明(ds), 大儀見元(per)
★ピットイン60回目。打楽器奏者二人による完全インプロヴァイズド・ミュージック。二人を囲むように配置された客席に響く、無限の夢幻。途中、外山明がマリンバ(?)、大儀見元がギターで演奏した余興は夢の中の夢だったのか。

192
2019年9月29日 東京都品川区・西大井タルマッシュ
下田藤百史/寺田綾子
下田藤百史(g), 寺田綾子(琴)
★初タルマッシュ。第1部はアコースティックギター奏者下田藤百史のソロステージ、第2部は下田藤百史と琴奏者寺田綾子の競演というセット。マイケル・ジャクソンの<Beat It>をアコギでライトハンドタッピングさえ交えて演奏する下田藤百史の超絶テクニックもさることながら、第2部で聴かせた<武田の子守唄>と亡き恩人に捧げたオリジナル曲での想いを込めた、情感溢れる演奏は純粋に感動的。

193
2019年10月26日 東京都新宿区・新宿ピットイン
鈴木勲
鈴木勲(b), 纐纈雅代(sax), 本田珠也(ds)
★ピットイン61回目。まだまだ現在進行形で進化を続ける”ジャズのゴッドファーザー”鈴木勲、齢86(!)。止むことのないリズムをつま弾きながら煽りまくる姿は圧巻。そしてその煽動を受けて魂の叫びへ昇華してゆく纐纈雅代と本田珠也、自由かつ先鋭的に怒濤の演奏をみせつける二人を煽動する86歳、格好良すぎる!

194
2019年12月15日 東京都新宿区・新宿ピットイン
青木カナとバンダ・カシッキ
青木カナ(vo), 松風鉱一(ss), 小森慶子(as), 筒井洋一(bs), 伊花則人(ts), 小山道之(g), 上村勝正(b), 宮良直哉(ds), 藤ノ木みか(per, vo)
★ピットイン62回目。青木カナのラテン・ユニット、バンダ・カシッキ。バンマスの松風鉱一以下、4人のサックス・アンサンブルが見事なラテン・フュージョンから、カーニヴァルスタイル、サンバ、そして青木カナの代表曲<帰ろうかな>まで、新宿の午後に響く“冬のラテン”。

195
2019年12月22日 東京都新宿区・新宿ピットイン
松風鉱一Quartet+石田幹雄
松風鉱一(sax, fl), 加藤崇之(g), 水谷浩章(b), 外山明(ds), 石田幹雄(p)
★ピットイン63回目。2週連続で松風鉱一の演奏を聴く。濃密で先鋭的であるがゆえに、美しい。相変わらず異質感を散りばめる加藤崇之の音。昼の新宿で、これほど豊かな音楽を聴くことのできる幸福。

by jun-chang, Jul.11, 2019
Last Update, Dec.22, 2019
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2019年07月10日

Live Goes On 2016 - 2018

Live Goes On - これまでに観た(聴いた)コンサート/ライヴの記録
2016 - 2018

176
2016年4月6日 東京都港区・赤坂ケイ
酒井麻生代トリオ
酒井麻生代(fl), 中村泰介(p), 藍澤栄治(b), ケイ石田(vo)
★赤坂、たまたま通りかかった「Kei」。疲弊した脳内に、ボサ・ノヴァ&ジャズ、そして<Here There And Everywhere>で洗浄完了。

177
2016年7月13日 東京都港区・六本木アルフィー
フォン・ボーン(Phone-Bone)
多田誠司(as), 片岡雄三(tb), 松本茜(p), 安田幸司(b), 横山和明(ds)
★(15年振り)2回目のアルフィー。ときどき、音楽がこうやって自分の背中を押してくれる。ストレイト・アヘッドなジャズ。

178
2016年10月4日 東京都港区・六本木ビルボード・ライヴ
リッキー・リー・ジョーンズ(Rickie Lee Jones)
Rickie Lee Jones(vo, g, p), Mike Dillon(vib, bongos, tablas, per)
★ビルボード7回目。1970年代末から1980年代中期にかけてヒットを記録、特異な立ち位置を維持し続ける米国の女性シンガー・ソング・ライター、リッキー・リー・ジョーンズ。61歳になった彼女の、最新作「The Other Side Of Desire」(2015年)でもバックを務めていたマルチ奏者マイク・ディロンと二人きりによるビルボード・ライヴ。前半はアコースティック・ギター、後半はピアノ、そしてエレクトリック・ギターでの1曲を経て、ラストはジューン・クリスティのカヴァ。

179
2016年12月20日 東京都港区・六本木アルフィー
多田誠司Oaky with 井上銘
多田誠司(sax)、井上銘(g)、宮川純(key)、横山和明(ds)
★アルフィー3回目。宮川純のオルガンが支配する、新たな解釈で演奏するアーシーかつファンキーな音楽を聴かせるOaky。文句なくクール。特にファースト・ステージ最後に演奏された多田誠司作品<Hacker>の熱さは尋常でなかった。多田誠司の楽曲の良さと、若さと才気溢れる3人が織りなすのは日本ジャズの未来線か。

180
2016年12月21日 東京都港区・六本木ビルボード・ライヴ
木村充揮
木村充揮(vo, g) ゲスト: 金子マリ(vo), 奇妙礼太郎(vo)
★ビルボード8回目。憂歌団の木村充揮、ビッグバンドを従えてのライヴ。ブルーズと笑い、薔薇の刺青と笑い、As Time Goes Byと笑い、モナリザと笑い、加山雄三と笑い、奇妙礼太郎と笑いと胸が痛い、着物で登場した金子マリ!と笑い、そして嘘は罪と笑い。アンコールはミッドタウンの美しきイルミネーションをバックにAll Of Me、そして木村充揮の弾き語りで幕。

181
2017年7月11日 東京都港区・六本木アルフィー
‘Zmasa+市原ひかり
秋山一将(g, vo), 大西真(b), 井上功一(ds), 森下滋(p, key), 市原ひかり(tp)
★アルフィー4回目。Doctor Jazz=故内田修氏の月例追悼ライヴ。ジャパニーズ・ジャズ/AORを牽引してきた秋山一将の‘グループZmasaが市原ひかりを迎えてのセッション。やはりジャパーニーズR&Bシーンを支えてきた大西真ほか、ファンキー&グルーヴィンな演奏をバックに、独特のフレーズを奏でる秋山一将、そして鋭くも表現豊かなトランペットで全体を引き締める市原ひかり。

182
2017年10月4日 東京都港区・六本木ビルボード・ライヴ
小柳ゆき
小柳ゆき(vo), 笹本安詞(b), 藤山周(guitar), 畠中文子(keyboard), 小野かほり(percussion), 矢吹政則(ds), Judy(chorus)
★ビルボード9回目。ドナ・サマーのカヴァで始まる1970年代〜1980年代のファンクがテーマ。山口百恵の<プレイバックPart 2>、ギルバート・オサリヴァンの<Alone Again>、ジョン・レノンの<Power To The People>、エアロスミス<Walk This Way>、歐陽菲菲の<Love Is Over>という超ベタな選曲に、決して上手いとはいえないMCを挟みながら、抜群の歌唱力とグルーヴィな演奏で、座っている場合ではない当然のスタンディング状態。そしてヒット曲<あなたのキスを数えましょう>でフィナーレ。
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183
2017年12月20日 東京都港区・六本木アルフィー
土岐英史
土岐英史(as)、片倉真由子(p)、佐藤“ハチ”恭彦(b)、奥平真吾(ds)
★アルフィー5回目。アルトサックス奏者土岐英史のリーダー・ライヴ。土岐英史のアルトの、変わらない美しい音色が懐かしく、新しい。

184
2018年7月17日 東京都港区・六本木アルフィー
村田千紘
村田千紘(tp)、成田祐一(p)、高橋陸(b)、小松伸之(ds)
★アルフィー6回目。トランペット奏者村田千紘のリーダー・ライヴ。ケニー・ドーハムの<Short Story>、ビリー・ストレイホーンの<Chelsea Bridge>等を演奏。自作曲<Under Forest>が美しい。
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185
2018年12月18日 東京都港区・六本木アルフィー
小川恵理沙
小川恵理沙(fl)、瀬田創太(p)、森田悠介(b)、柴田亮(ds)
★アルフィー7回目。フルート奏者小川恵理沙のリーダー・ライヴ。バド・パウエルの<パリの大通り>などを交えながらも自作曲中心のセット。プログレからクラブライクな演奏まで自由に行き来する演奏力、自作曲の良さが印象的な<幻想>の夜。唯一無二のビート・ボクシング・フルート奏法とはこういうものか。

by junn-chang, Jul.10, 2019
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2019年07月09日

Live Goes On 2013 - 2015

Live Goes On - これまでに観た(聴いた)コンサート/ライヴの記録
2013 - 2015

166
2013年1月30日 東京都港区・六本木ビルボード・ライヴ
ザ・ミーターズ・エクスペリエンス(The Meters Experience)
Leo Nocentelli(vo, g), Bernie Worrell(key, vo), Fred Wesley(tb, vo), Stanton Moore(ds), Bill “The Buddha” Dickens(b), CR Gruver(key)
★ビルボード6回目。ザ・ミーターズのレオ・ノセンテリ率いるザ・ミーターズ・エクスペリエンス。レオ・ノセンテリ1人だけでミーターズを名乗っていいのか? という疑問ゆえにエクスペリエンス。その実態は、バーニー・ウォレル、フレッド・ウェズリーというJB’sやP-Funkの重鎮、そしてギャラクティックのスタントン・ムーアをも名を連ねるまさにスーパー・ファンク・バンド。バーニー・ウォレルのキーボードで踊れる日が来るとは…。座ってなんか聴いてられない、嗚呼、One Nation Under The Groove!

167
2013年3月6日 東京都千代田区・丸の内コットンクラブ
エルダー・ジャンギロフ・トリオ(Eldar Djangirov Trio)
Eldar Djangirov(p), Armando Gola(b), Ludwig Alfonso(ds)
★コットンクラブ2回目。キルギス出身、米国カンサス・シティ育ちのピアニスト、26歳のエルダー・ジャンギロフ。巧く、楽しく、その天衣無縫な才能は凄い。アンコールで披露した解体された<Moanin’>を聴き、ああ、だからジャズは死ななのだ、と再認識。

168
2013年5月28日 愛知県名古屋市・ ジャズ・イン・ラブリー
ジャンバ・ノヴァ(Jamba Nova)
Gary(per), 小林ジュン(fl), ティト・モンテ(p, acc), 青木弦六(g), 大久保健一(b), 山下佳孝(ds)
★ブラジリアン・フュージョン・バンド、Jamba Nova。名古屋、雨の夜にボッサの名曲の数々が響く。

169
2013年6月25日 東京都新宿区・新宿ピットイン
BOZO
津上研太(sax), 南博(p), 水谷浩章(b), 外山明(ds)
★ピットイン54回目。日常に寄り添う非日常を体現するBOZO。南博のピアノが狂気的に美しい。

170
2013年7月5日 東京都台東区・入谷なってるハウス
宅朱美トリオ
宅朱美(p, voice, electronics),ヒゴヒロシ(b), 池澤龍作(ds)
★初なってるハウス。故ボグダン・サヴァツキの鮮やかな絵画が飾られた店内に響くシューミーのピアノ。ヒゴヒロシ(!)と池澤龍作とのトリオは、歌ものなしだったのがちょっと残念だったけど、そのどフリーなインプロヴィゼーションは快楽そのもの。

171
2013年9月26日 東京都千代田区・丸の内コットンクラブ
アンディ・フェアウェザー・ロウ&ザ・ロウ・ドッグス(Andy Fairweather Low & The Low Riders)
Andy Fairweather Low(vo, g), Nick Pentelow(sax, cl), David Bronze(b, vo), Paul Beavis(ds)
★コットンクラブ3回目。深き英国ロックの森の重鎮、アンディ・フェアウェザー・ロウ! 1960年代の英国ポップスからブルーズ、ロックンロールまで縦横無尽に弾きまくり、枯れた声で歌うその姿に感激。熟練のザ・ロウ・ライダーズが放つ一つ一つの音が、忘れかけていた英国ロックの真髄を思い出させてくれる。永遠のヤング・ボーイ、アンディに乾杯。

172
2013年12月27日 東京都新宿区・新宿ピットイン
オンセン・トリオ(Oncenth Trio)
岩見継吾(b), 栗田妙子(p), 池澤龍作(ds)
★ピットイン55回目。元ミドリの岩見継吾のジャズ・ピアノ・トリオ。文句なく面白い、独自のアプローチ。先鋭的な栗田妙子のピアノを、とっつぁんの優しいキャラ(と骨太ベース)と池澤龍作のリリカル(!)なドラムが包む、そのバランス感覚が、いい。

173
2014年6月19日 東京都港区・南青山ブルーノート
マイク・スターン/ランディ・ブレッカー/ビル・エヴァンス・スーパーバンド(Mike Stern/Randy Brecker/Bill Evans Super Band)
Mike Stern(g), Randy Brecker(tp), Bill Evans(sax), Chris Minh Doky(b), Dennis Chambers(ds)
★ブルーノート3回目。豪華なメンツで聴かせたファンクネス&メローネス。切れ味鋭いランディ・ブレッカー、ポジ全開で弾きまくるマイク・スターン、そのスターン同様にマイルス・デイヴィスの撒いた萌芽であるビル・エヴァンス、恐ろしく渋いデニス・チェンバース、跳ねまくったクリス・ミン・ドーキー。熱気溢れるフュージョン・ライヴ

174
2014年10月6日 東京都港区・南青山ブルーノート
パキート・デリヴェラ&トリオ・コヘンチ(Paquito D’Rivera & Trio Corrente)
Paquito D’Rivera(as, cl), Fabio Torres(p), Paulo Paulelli(b), Edu Ribeiro(ds) ゲスト: 小曽根真(p)
★ブルーノート4回目。キューバの至宝、アルトサックス&クラリネット奏者パキート・デリヴェラとブラジルのピアノ・トリオ、トリオ・コヘンチによるエキサイティング・ライヴ! キューバン、ジャズ、クラシックを豪快かつ繊細に飲み込んだパキート。これぞグラミー・アーティストのさすがの演奏力と貫禄、トリオ・コヘンチとの息もぴったり。ディジー・ガレスピーに捧げた自作曲から<Night In Tunisia>へ流れる辺りは感涙もの。アンコールには小曽根真(p)が参加、キューバ人と日本人がクラシックとニューオリンズ・ジャズを見事にブリッヂ。そして客席の片隅、僕の隣には御大渡辺貞夫が座っていた。

175
2015年7月15日 東京都渋谷区・代官山 晴れたら空に豆まいて
鮎川誠トリオ
鮎川誠(g, vo), 奈良敏博(b), 浦田賢一(ds)
★ピーター・バラカンによるシリーズ・イヴェント「Barakan Evening Vol.3 〜Rock Is Our “Specialty”〜」、ゲストに鮎川誠を迎えてのレコード・レーベル<スペシャルティ>談義。ロイド・プライスやリトル・リチャードを深く、熱く語り、かのレーベルへのリスペクトと愛に溢れる内容で、微笑ましく、そして楽しい一夜。第二部にはその日デビューした鮎川誠トリオによる熱演! チャック・ベリー、ロバート・ジョンソン、マディ・ウォーターズ、リトル・リチャードのカヴァを経て、最後はフリートウッド・マックの<Albatoros>! 演奏はもちろん、音も良かった、ホントに格好いいギグ。
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by junn-chang, Jul.9, 2019
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2019年07月08日

Live Goes On 2011 - 2012

Live Goes On - これまでに観た(聴いた)コンサート/ライヴの記録
2011 - 2012

146
2011年2月15日 東京都新宿区・新宿ピットイン
サル・ガヴォ(Salle Gaveau)
鬼怒無月(g), 喜多直毅(vln), 佐藤芳明(acc), 鳥越啓介(b), 林正樹(p)
★ピットイン46回目。昨年6月、六本木STB139以来のサル・ガヴォ。それにしても例えば10年前に鬼怒無月がこれほど女性リスナーを獲得しようとは、誰が思ったか。Pit Innを埋めた半分以上が女性? プログレシッヴ・タンゴというかやはり時々思い浮かべるのはデイヴィッド・クロス在籍時のキング・クリムゾンで、それをもっとお洒落にした感じ? とてつもなく複雑な構成を持ちながらもそれを感じさせずに官能的であるこのユニットは、やはり凄い。

147
2011年2月23日 東京都目黒区・目黒APIA40
友川カズキ
友川カズキ(vo, g), 石塚俊明(ds), 永畑雅人(p)
★アルチュール・ランボーから中原中也への流れを継ぐおそるべき通行者、友川カズキ。彼のライヴを観る目的は、突き詰めてゆくと彼による中也の<サーカス>を聴くためのような気がする。それと<先行一車>での歌詞と演奏には、自分の生き方に、それでいいのか、と言われ、殴られた感じ。ピアニストがアルチザンで、ドラマーが静かなるレジスタンス(第2部冒頭の2人による即興演奏は美しかった)という最強トリオ。友川カズキが西村賢太の芥川賞受賞をこれだけ喜んでいる姿を見ていると、こっちまで嬉しくなってしまう。

148
2011年7月6日 東京都港区・六本木ビルボード・ライヴ
一青窈
★初ビルボード。震災に関するMCとその言葉の余韻から立ち現れてきた<上を向いて歩こう>。実際に被災した身であるからこそ、その歌唱を前に泣きそうになる。そして、かつて夏フェスのステージで、まったく予備知識のないまま一青窈を聴き、戦争について彼女が語った後に歌われた<ハナミズキ>を初めて聴いたときの感動を思い出す。深く内包する弱さを覆う強さ、を教えてくれたステージ。

149
2011年9月15日 東京都港区・西麻布スーパー・デラックス
モーガンズ・オーガン Vol.84(Morgan's Organ Vol.84)
モーガン・フィッシャー(Morgan Fisher, keyboards)
★スーパー・デラックス8回目。そこにモーガン・フィッシャーがいて、彼の指先と頭脳によって描き出される音楽と言う名の意思によって、心が洗われる夜。

150
2012年1月26日 東京都新宿区・新宿ピットイン
のなか悟空&人間国宝
のなか悟空(ds), 近藤直司(ts), ヒゴヒロシ(b), クラッシー(per), ゲスト: 吉田隆一(bs)
★ピットイン47回目。19年ぶりに聴いた「のなか悟空&人間国宝」。リズムで救われたい人のための怒涛のメタル・ジャズ。それは日本ジャズシーンの裏街道を重戦車のごとく突き進む、超絶技巧に裏打ちされた魂の人力ジャズ、または音圧を浴びる恍惚。


151
2012年2月19日 東京都新宿区・新宿ピットイン
トーマス・ウォルバム(Thomas Walbum)
トーマス・ウォルバム(Thomas Walbum, p)、土村和史(b), 嘉本信一郎(ds)
★ピットイン48回目。晴天の日曜日の午後、新宿の地下に籠り北欧ジャズを聴く。デンマークのピアニスト、トーマス・ウォルバムの日本ツアー最終日となったこの日、青空をちょっとあきらめたことを後悔しない、とても美しい演奏。マルグリュー・ミラーやケニー・バロンの曲の他、北欧のトラッド、そしてウォルバム自身やメンバーのオリジナル作品で構成、その彼らオリジナル曲が素晴らしい。日本と北欧を結ぶ、情景の音楽。

152
2012年3月13日 東京都新宿区・新宿ピットイン
ガトス・ミーティング(Gatos Meeting)
林栄一(as), 吉田隆一(bs), ネパール(tp), 後藤篤(tb), 斉藤“社長”良一(g), 岩見継吾(b), オノアキ(b), 池澤龍作(ds), 磯部潤(ds)
★ピットイン49回目。音的には「Free Jazz」期のオーネット・コールマンというよりは、第5期キング・クリムゾンに近いダブル・リズム・セクションとなった林栄一率いるガトス・ミーティング。名曲<ナーダム>他、自作曲の恰好良さと妥協なしの怒涛の音の塊。来ます、腰に、心に、脳髄に。やはり人間のなすノイズと轟音は、限りなく美しい。

153
2012年5月5日 東京都杉並区・高円寺Jirokichi
ウシャコダ, サルーキ=
★日本国内のすべての原発が停止した夜に、高円寺でウシャコダとサルーキ=を聴く。まずはサルーキ=。元ストリート・スライダーズの市川“James”洋二(b)をサポートに迎え、RCサクセション〜スライダーズに通じるR&Rが格好いい。chiyoのヴォーカルは清志郎に似て非なるものながら存在感があり、楽曲の良さも光る。そして伝説の、ウシャコダ! R&B〜ソウルに立脚した確かな音楽性に、脱力的なユーモアを交え、徹底的に楽しませてくれるR&B歌謡ショウ。最高。極められた芸能!

154
2012年5月9日 東京港区・六本木ビルボード・ライヴ
佐野元春 and The Hobo King Band
★ビルボード2回目。かっこいいなあ、と素直にそう思えるのは、生き方と表出されるものが一致しているから、か。決してぶれず、突き進んでゆくための情熱。“レジェンド”雪村いずみとの共演は、歌の持つ強さをあらためて示した楽しいステージで、楽しさを伴わない強さには意味がないんだ、と教えてくれたようにも思える。この時間を共有できたことに感謝。

155
2012年6月25日 東京都港区・南青山ブルーノート東京
菊地雅章トリオ
菊地雅章(p), Thomas Morgan(b), Todd Neufeld(g)
★初ブルーノート。孤高のプーさん。ブルーノートという特別の空間を最初の1音で深遠かつ耽美な世界へ変容させるプーさん。それは幻想空間というよりは無間空間、か。その無間から浮かび上がってくる狂おしいまでに美しいメロディ。まるで心臓を掴まれた気分。この演奏を両親と聴きに行けたことは最高の幸福。

156
2012年7月10日 東京都新宿区・新宿ピットイン
鈴木良雄とGeneration Gap
鈴木良雄(b), 山田拓児(as), 中村恵介(tp), ハクエイ・キム(p), 大村亘(ds)
★ピットイン50回目。チンさんと子供たち、という構図ながら、そこにあるのは決してジェネレーション・ギャプなどではなく、日本のジャズシーンの正統な潮流、か。それぞれの作品の美しさにセンチメンタリズムだけでない強さを感じる。そして異彩を放つ異才ハクエイ・キム。イケメンに覆い隠されたモンスター。

157
2012年7月16日 東京都杉並区・高円寺Jirokichi
COIL 3
鬼怒無月(g, vo), 早川晴岳(b), 田中英二(ds)
★メタルの模倣などでは決してなく、ブルーズ・クラシックスの正統な継承者として、日本のヘヴィ・ロック、そしてハードコアを追求するCOIL。かの国の音楽を咀嚼吸収して自らのものに消化(昇華)、外圧には音圧で対抗する頼もしきジャパニーズ・ミュージック。この夜、2度目のアンコールが捧げられたことで元ミュート・ビートのベース奏者、松永孝義さんが今月12日に亡くなったことを知った。ご冥福をお祈りいたします。

158
2012年7月24日 東京都港区・六本木ビルボード・ライヴ
シャカタク(Shakatak)
Bill Sharpe(p, key), Jill Saward(vo, perc, fl), George Anderson(b), Roger O’Dell(ds), Debby Bracknell(back vo), Alan Wormald(g)
★ビルボード3回目。英国ジャズ・ファンクの雄、シャカタク! 緩む涙腺、あのバブリーな80年代が蘇る。聴く前はノスタルジックなだけ、と心配していたものの、実は大盛り上がり! でも踊る場所がない…。必殺の<Night Birds>のあのフレーズが、期待通りのピンポイント攻撃 to my heart。くっー。

159
2012年9月12日 東京都新宿区・新宿ピットイン
ポール・ニルセン-ラヴ&ケン・ヴァンダーマーク(Paal Nielssen-Love & Ken Vandermark)
Paal Nilssen-Love(ds), Ken Vandermark(ts, cl), ゲスト: Jim O’Rourke(g), 佐藤允彦(p), 坂田明(as)
★ピットイン51回目。繊細な爆音に包まれる快楽。超強力メンバーが集ったアフター9.11セッション。フリー・ジャズはその咆哮の先に何を見いだすのか? 見えるようで、見えないまま、音楽での闘いは続く。ポール・ニルセン-ラヴとケン・ヴァンダーマークのデュオをベースに、ファースト・セッションはジム・オルークが、セカンド・セッションは佐藤允彦が、サード・セッションでオルーク&佐藤が加わり、最後に坂田明が特別参加。アンコールはニルセン-ラヴとヴァンダーマークのデュオ、という構成。

160
2012年9月27日 東京都千代田区・丸の内コットンクラブ
ワールド・サキソフォン・クアルテット(World Saxophone Quartet)
David Murray(ts), Hamiet Bluiett(bs, cl), Oliver Lake(as),Tony Kofi(as)
★初コットンクラブ。いにしえの1987年9月26日、ちょうど25年前の読売ランドEASTで開催された「Live Under The Sly ‘87 - 10th」で観た以来のワールド・サキソフォン・クアルテット。すでにジュリアス・ヘンフィルは故人となってしまい、現在はトニー・コンフィを加えた編成。ハミエット・ブルイェトの重低音は耳ではなく、腹に響く。ジミ・ヘンドリクス・ナンバーを交えた怒濤の1時間半。咆哮する4管を前に、4本の管が自由自在に4人のサックス奏者を操る、という図にさえ錯覚してしまうほどの唯一無二の四重奏。

161
2012年10月4日 東京都新宿区・新宿ピットイン
だいだらぼっち
酒井俊(vo), 田中正信(p), 林栄一(as)
★ピットイン52回目。突如として降った大粒の雨を逃れるように、新宿を見下ろす幻の巨人の体内へ。だいだらぼっちによる名曲<ナーダム>の新解釈は涙なしに聴けない美しさ。情感たっぷりの<回想>、<花身>といった新曲から、ボブ・ディラン、エルトン・ジョンらのカヴァまで振幅が激しいようでいて実はすべて巨人の手のひらの上。溜まっていた疲労や、焦燥や、苦痛や、睡気や、そんなものをさあっと流してくれる彼らの音楽に感謝。とにかく、どこかへ行ってみよう。

162
2012年10月12日 東京都港区・南青山ブルーノート
ジョン・スコフィールド・トリオ(John Scofield Trio)
John Scofield(g), Steve Swallow(b), Bill Stewart(ds)
★ブルーノート2回目。弾きまくるジョン・スコフィールド。彼独特のわざとメロディの周囲を攻めるフレーズがアグレッシヴに放たれ、こちらの身体を揺らす。アンコールでは、泥臭いどブルーズ。そしてスティーヴ・スワロウ、72歳。彼のプレイを生で聴けたことで幸福。なお、客席にはデイヴ・グルーシンの姿が…。

163
2012年11月15日 東京都港区・六本木ビルボード・ライヴ
元ちとせ 
元ちとせ(vo), 左橋佳幸(g), 石成正人(g), Asa-Chang(ds, per, tp), ゲスト: 山崎まさよし
★ビルボード4回目。〜霜降る月のハイヌミカゼ〜と題された元ちとせのステージ。めっきり寒くなった東京、六本木ミッドタウンの鮮やかなイルミネーションにも吹いた南風。「ワダツミの木」が心に染み入る。ギター2本&ドラムスも心地よく、彼女の歌の、そしてMCの一言一言に聴き入る霜降る月の夜に。アンコールには山崎まさよしも登場!

164
2012年11月21日 東京都新宿区・新宿ピットイン
佐藤允彦&福田重男
佐藤允彦(p), 福田重男(p)
★ピットイン53回目。なんとも贅沢なピアノ二重奏。第三極という名の保守への期待と狂騒をよそに、この空間に存在する二極の奏者。交わらないと思われた二極が、認め得る他者として交差したその交点。緻密でいて自由。

165
2012年12月15日 東京都港区・六本木ビルボード・ライヴ
麗蘭
仲井戸麗市(vo, g), 土屋公平(g, vo), 早川晴岳(b), Jah-Rah(ds)
★ビルボード5回目。5年ぶりに聴いた麗蘭のステージ、最高のロックンロール。いくらビルボードでも、座って聴くのは…。ミッドタウンの美しいイルミネーションをバックに、ドナルド・ダック・ダンに捧げられた「今夜はR&Bを」には思わず目頭が熱くなった、そんな最高の夜。

by junn-chang, Jul.8, 2019
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2019年07月07日

Live Goes On 2009 - 2010

Live Goes On - これまでに観た(聴いた)コンサート/ライヴの記録
2009 - 2010

126
2009年1月29日 東京都新宿区・新宿ピットイン
南博 Go There
南博 (p), 竹野昌邦 (sax), 水谷浩章 (b), 芳垣安洋(ds)
★ピットイン39回目。大不況でもほぼ満席。南博自身の著書「白鍵と黒鍵の間に」から“組織のボスと寿司”の部分を朗読する南博の、その酩酊しているようでもあり、ただ朴訥なだけのようでもある語り口と、白鍵と黒鍵の上に落とされるストーリー(実話?)、それを煽る先鋭的かつフリーキーな演奏に、ただただ引き込まれるのみ。それと“曲名なんてどうでもいい”発言に、妙に同感。演奏と記号は本質的に違う。

127
2009年4月9日 東京都杉並区・西荻窪アケタの店
清水くるみ ZEKオーケストラ
清水くるみ(p), 渡辺隆雄(tp), 林栄一(as), 片山広明(ts), 松本健一(bs), 早川岳晴(b), 本田珠也(ds)
★アケタの店3回目。極東の島国、しかも西荻窪で活動しているレッド・ゼッペリンの末裔。リフこそすべて、ゆえに4管とピアノでひたすらリフる。第1期ゼップが強靭なリズムに印象的な(世界遺産的な)リフを乗せていたことを考えれば、至極当然の結果か。師匠ジミー・ペイジのソロのよたり具合は、焼酎の注入で表現する徹底ぶり。

128
2009年6月4日 東京都新宿区・新宿ピットイン
アポリアス・トリオ(Aporias Trio - From Glasgow Improvisers Orchestra)
Raymond MacDonald(sax), Neil Davidson(g), 中谷達也(per) ゲスト: 藤井郷子(p), 田村夏樹(tp)
★ピットイン40回目。グラスゴー・インプロヴァイザーズ・オーケストラの2人が中谷達也と組むアポリアス・トリオのライヴ、と言ってもほとんど予備知識なし。完全即興演奏、ノイジーかつ美しい。ニール・デイヴィッドソンのわけのわからないギター奏法?は最後まで謎のまま、藤井郷子と田村夏樹がこのトリオのイマジネーションを拡張してゆくさまは圧巻。

129
2009年7月25日 東京都港区・赤坂BRITZ
尾崎亜美
尾崎亜美(vo, key), 小原礼(b), 屋敷豪太(ds), 斎藤有太(key), 是永巧一(g), アイサ(cho, g) ゲスト: 西村智彦(g, from Sing Like Talking), 弦一徹ストリングス
★小原礼と屋敷豪太(!)のリズム隊をバックにシンディ・ローパー化する尾崎亜美。最新アルバムのタイトル「ReBORN」が示すように、決してノスタルジックなライヴではなく、リアルタイムの尾崎亜美はに懐メロコンサート的な不安は皆無。バラッドの秀逸さもさることながら、ハードロッキンな曲における彼女のパフォーマンスは、冒頭に述べたシンディ・ローパーの如し。<風のライオン>に感動。

130
2009年8月26日 東京都港区・西麻布スーパー・デラックス
アラン・シルヴァ&ザ・セレストリアル・コミュニケーション・オーケストラ2009(Alan Silva & The Celestrial Communication Orchestra 2009)
アラン・シルヴァ(Alan Silva, conduction, synth), 田村夏樹(tp), 辰巳光英(tp), 古池寿浩(tb), 坂田明(as), 梅津和時(as), 川嶋哲郎(ts), 吉田隆一(bs), 高岡大佑(tuba), 関島岳郎(tuba), ジム・オルーク(Jim O’rourke, g), 谷川卓生(g), 八木美知依(箏), 藤井郷子(p), 井野信義(b), トッド・ニコルソン(Todd Nicholson, b), 小山彰太(ds), 山本達久(ds)
★スーパー・デラックス2回目。アラン・シルヴァ! ジャズの10月革命からすでに45年。まさかの来日を果たし、まさかのThe Celestrial Communication Orchestra日本版、錚々たる先鋭的なミュージシャン17名で組織されたCCOは、まるで小学校の教室のよう。強烈な個性を持ったさまざまな生徒が(そう、あの坂田明も、梅津和時も、そして小山彰太までもが)、きらきらと眼を輝かせて一心に視線を注ぎ、その34個の眼球の関心をすべて引き寄せていた偉大なるマスター、集団即興演奏のグルの如きアラン・シルヴァ。齢70の老師の前で、坂田&梅津が嬉しそうに立ち並んで吹きまくる姿のなんと美しいことか。伝説が目の前に舞い降りたそんな幸福。

131
2009年9月17日 東京都港区・西麻布スーパー・デラックス
上野耕路 and His Orchestra(a.k.a. Koji Ueno Big Band)
上野耕路(hammond), 佐々木理絵(fl), 秋山かえで(cl), 曽根美紀(as), 石田裕美(ts), 矢島恵理子(bs), 田澤麻美(tp), 井川千恵(horn), 古田儀佐ヱ門(horn), 国木伸光(tuba), 東佳樹(marimba), 齋藤順(bass), 中島オバヲ(per), 杉野寿之(ds), 秋山久美子(soprano), 久保田慎吾(vo)
映像: 庄野晴彦、齊藤裕人、奥野邦利、渡井登紀子
★スーパー・デラックス3回目。そもそも「模造と贋作」という言葉に惹かれ、引用の引用と、再構築の再構築、それが今の社会ならば「模造と贋作」って、実は真なり。彼らの音楽を聴いていると、日常の葛藤の中で見つからなかった言葉がふっと舞い降りる。

132
2009年9月27日 東京都新宿区・新宿ピットイン
浅川マキ
浅川マキ(vo), 渋谷毅(p, org), Cecil Monroe(ds)
★ピットイン41回目。伝説が目の前に。冒頭のアカペラによる歌唱が始まった途端に、別世界、別次元へ。凄い。圧倒的。孤高というか、自信というか、時代に迎合しない姿勢に心を打たれる。彼女の歌を聴いていると、どうしようもなく自分がちっぽけな存在に思えてしまう。個人的には21年振り(!)に観た浅川マキの公演。21年前(1988年)もこの場所で、渋谷毅のピアノ、セシル・モンローのドラムス(そしてあの時は南正人がゲストで参加)。今再び浅川マキの公演を観て思うことは、彼女はますます存在感を増し、自分は今でもちっぽけなまま、という事実。

133
2009年12月9日 東京都港区・西麻布スーパー・デラックス
ブロッツ・フェス 2009(Brotz Fes. 2009)
1st Set
ペーター・ブロッツマン(Peter Brotzmann, reeds), トッド・ニコルソン(Todd Nicholson, b), 荒巻茂生(b), 本田珠也(ds), 田中徳崇(ds)
2nd Set
ペーター・ブロッツマン(reeds), 八木美知依(琴, vo)
3rd Set
ペーター・ブロッツマン(reeds), 坂田明(reeds), ジム・オルーク(Jim O’rourke, g), マリノ・ピアラカス(Marino Pliakas, b), ミヒャエル・ヴェルトミュラー(Michael Wertmuller, ds)
★スーパー・デラックス4回目。前年9月以来のペーター・ブロッツマンによるブロッツ・フェス。ファースト・セットは、ダブル・リズムの編成。いきなり絶頂、肉体躍動派の競演または交歓。セカンド・セットは、琴の八木美知依とのデュオ。歌がうまい、と意外な驚きでスタートした八木の琴世界が圧倒的な、幽玄なる音の対話。ラスト・セットは、超ハードコア。キング・クリムゾンの「Red」をも軽く超越したヘヴィ・メタル・ジャズ。いや、最も先鋭的、戦闘的、破壊的、そして美しきコレクティヴ・インプロヴィゼーション。圧巻。

134
2010年3月4日 東京都港区・西麻布スーパー・デラックス
ウチマニデラックス
1st Set
マニ・ノイマイヤー(Mani Neumeier, ds), L?K?O(turntables), タカダアキコ(dance)
2nd Set
久下恵生(ds), 内田直之(multi-channel mix)
3rd Set
マニ・ノイマイヤー(ds), 内橋和久(muiti-channel electric guitar)
★スーパー・デラックス5回目。グル・グルのドラマー、マニ・ノイマイヤー来日公演! タカダアキコがまわる、グルグル(Guru Guru)とまわる。そして永遠に続くトランス・ミュージック。それぞれの戦場があって、それぞれの戦い方あり、それぞれの音があって、それぞれの生き方がある。確固たる意思による表出という名の闘争。やはり音楽とは戦いであって、人生そのものか。凡庸な日常に突如現出する快楽、すなわち至福の夜。

135
2010年4月15日 東京都港区・西麻布スーパー・デラックス
モーガンズ・オーガン Vol.70(Morgan's Organ Vol.70)
モーガン・フィッシャー(Morgan Fisher, keyboards)
★スーパー・デラックス6回目。壁面いっぱいに広がる美しい映像。モーガン・フィッシャーの主張するアンビエント・ミュージック。神秘的で、気持ちよくて、刺激的。

136
2010年5月9日 東京都新宿区・新宿 URGA
友川カズキ, ブルースビンボーズ
★21年振りに友川カズキのライヴを聴きに歌舞伎町のURGAへ。21年前と同様に酔ったままステージに上がり、さらに飲み続ける友川カズキ。そしてあのときと同じ、いやそれ以上の衝撃が。ただの酔っ払いではなく、ただのギャンブラーでもなく、ましてやただの競輪解説者でもない戦士がそこに。日本を憂える、彼の歯に衣を着せぬMCに、改めて彼の真摯さを痛感。これは「いいのか、その生き方で」と突き放された21年前の再現か…。MCの矛先は政治家ばかりではなく、「人間なんてブツだ、心のないブツだ」、「ロックだけが何も教えてくれない」など、他にもとてもここでは書けない名言を連射。MCの途中、某観客とアクシデントがあったけれども、それさえもが今の日本社会そのものということか。無能の政治家と衆愚に溢れた現在の日本において、友川カズキが歌い続ける意味は大きい。そして中原中也の<サーカス>が再び眼の前で聴けたことに感極まる。
話は前後するけど、この夜のもう一組はザ・フールスの伊藤耕が率いるブルースビンボーズ。決してメジャーな存在ではないけれど、生き方としてのロックをこの東京でずっと続けてきた、数少ない、本物のロックバンド。伊藤耕は競演の友川カズキへのリスペクトを表明していたけれど、後に登場した友川がいみじくも発した「ロックだけが何も教えてくれない」という言葉は彼にどう響いたのか?

137
2010年6月22日 東京都港区・六本木STB 139
サル・ガヴォ(Salle Gaveau)
鬼怒無月(g), 喜多直毅(vln), 佐藤芳明(acc), 鳥越啓介(b), 林正樹(p)
★サル・ガヴォの新作「La Cumparsita」発売記念ライヴ。「ピアソラの見た夢の向こう側」というよりは、プログレ・ミーツ・タンゴ、か。デイヴィッド・クロス在籍時のキング・クリムゾンとアストル・ピアソラの間を自由に浮遊する音楽のよう。英国ロックとアルゼンチン・タンゴを往復する東洋の楽士たち。

138
2010年7月1日 東京都新宿区・新宿ピットイン
酒井俊
酒井俊(vo), 今堀恒雄(g), 外山明(ds)
★ピットイン42回目。激情を微熱で表現する、ような。濃密かつ繊細な表現力、音の隙間や空気さえその表現の一部のよう。先鋭的なインタープレイを紡ぐバックの達人2人も然り。MCで触れられた、彼女が今住んでいる部屋から見えたという深い美しい霧のイメージをそのまま再現したステージ。アンコールはいつもの「満月の夕」。

139
2010年7月19日 東京都新宿区・新宿ピットイン
羽野昌二 with クリス・ワンダース
羽野昌二(ds), クリス・ワンダース(Kris Wonders, ts), 赤井祐介(g), トッド・ニコルソン(Todd Nicholson, b)
★ピットイン43回目。このユニットの日本ツアー最終日。例えば凡庸な日常の中でフリー・ジャズに触れたところで、人生が一大転換するわけではなく、ましてや社会に変革が訪れるとはない。ほんのちょっとの間、こんな人生でいいのか?と個に問いかけてくる効用は、他のあらゆる類の音楽よりもわずかに有効なだけ。フリー・ジャズとは、イデオロギーの実践活動だと思うゆえに、我々がこの音楽空間から凡庸な日常へ何を持ちかえるのか、実はハコから出た瞬間にそれは霧散してしまいそうで、怖い。

140
2010年8月8日 東京都江東区・夢の島公園陸上競技場
ワールド・ハピネス2010(WORLD HAPPINESS 2010)
140-1
にほんのうた楽団
小池光子(vo), 高田漣(g, vo), Asa-Chang(ds), 鈴木正人(b)
140-2
LOVE PSYCHEDELICO
140-3
清竜人
清竜人(vo, g), 山本タカシ(g), Tokie(b), Asa-Chang(ds)
140-4
MONGOL800
140-5
大橋トリオ
140-6
Cocco
140-7
カヒミ・カリィ
カヒミ・カリィ(vo), 大友良英(g), ジム・オルーク(g), 山本達久(ds)
140-8
RHYMESTER
140-9
□□□(クチロロ)
140-10
pupa
高橋幸宏(vo, key, ds), 原田知世(vo, key, g), 高野寛(g, vo), 高田漣(g), 堀江博久(key), 権藤知彦(horns)
140-11
安藤裕子
140-12
ムーンライダーズ with 小島麻由美
140-13
サカナクション
140-14
東京スカパラダイスオーケストラ
140-15
PLASTICS(プラスチックス)
140-16
Yellow Magic Orchestra(イエロー・マジック・オーケストラ)
細野晴臣, 坂本龍一, 高橋幸宏, 小山田圭吾, 高田漣, 権藤知彦, スカパラホーンズ, Crystal Kay
★ワールド・ハピネス。夢の島にYMO降臨。現在進行形の孤高のバンドがここまでYMOチルドレンの期待に応えなくとも、と思いながら過去という琴線にそっと指をかけてくる選曲に完全降伏状態。スカパラを配した<Rydeen>やCrystal Kayのゲスト出演をYMOと呼べるか、などという疑問は、問答無用の<Firecracker>で霧散。圧巻。
フェス全体を通していくつか。Coccoはまさに何かが憑依したかのごとく圧倒的な絶唱を続け、完全復活というかさらなる別次元に到達した感が。バックバンドのハードエッヂなサウンドさえもまるで無音に消し去るかのような凄みがありました。間違いなく”何か”が憑いてた。それとは対照的なステージをみせたカヒミ・カリィは、Coccoの“動”に対する“静”ながら、その濃密度、緊張感という面ではCoccoに比肩。特に大友良英、ジム・オルーク、山本達久という現在の先鋭的な東京の音楽シーンを体現するメンバーの音は、新宿か六本木のライヴハウスの天井を取っ払い、WORLD HAPPINESSという名の開放的な天空で覆ったような感じ。大友良英のギターは、この日の演奏者のなかでも最もアグレッシヴだったと思う。
残念だったのはMoonriders。<くれない埠頭>の歌詞と降り始めた小雨のシンクロニシティに必然性を感じながら始まった演奏は圧巻の一言。なのに小島麻由美が登場してからのセットリストはそれまでのいい感じを切断してしまった感が。次に登場したサカナクションに完全に喰われてしまった。そしてスカパラ。良かったけど、この体力勝負の時間帯だからこそ、もっともっと煽って欲しかったなあ。MCが減速させていたし、スカパラには気の毒だった観客ゾーンのブロック制の弊害があったかな、と。スカパラだからこそ、もっとイって欲しかった。最後にPLASTICS。また一つの伝説が目の前に。外見も音楽性も異形のままだったのが嬉しかったばかりでなく、最高に格好いいリズム。チープなんていう形容ははもう不要!

141
2010年8月18日 東京都港区・西麻布スーパー・デラックス
タッチ・ミー(Touch-Me) featuring 大友良英
遠藤ミチロウ(vo, g), 中村達也(ds), 大友良英(g)
★スーパー・デラックス7回目。たっちゃん、みっちゃんでTouch-Me? 歴戦の闘士2人に大友良英!を加えたこのトリオ、半端じゃない攻撃力。“リアル”という表現は世の中に氾濫して陳腐化してしまったけど、彼らの音楽と生き方がまさにそれ。エンケンといい、ミチロウ(もうすぐ還暦!)といい、日本の男性ロッカーの最前線に立っているのはアラカン世代か? ボブ・ディランの<天国ヘの扉>、最後に演奏した<ワルシャワの幻想(a.k.a. メシ食わせろ!)>他、全曲すさまじい。大友良英もちょうど10日前に聴いたカヒミ・カリィのバックのときとはまた違った先鋭さをもってハード・エッヂな演奏。圧倒的なパフォーマンスを残した邂逅。

142
2010年10月4日 東京都新宿区・新宿ピットイン
石渡明廣 Session Swim
石渡明廣(g), 林栄一(as), 早川岳晴(el-b), 湊雅史(ds)
★ピットイン44回目。プログレッシヴ・パンク或いはメタル・ジャズ? 日常の、表層的な平穏と、深層にある我慢のギャップに悩まされた挙句に、治療薬を求めにきた人にとっては最高の良薬。肝は、夥しい音数でのたうち回る早川岳晴のエレクトリック・ベースと、超攻撃的な湊雅史のドラムスがなす変則的なグルーヴ。轟音の中のリラクゼーション。

143
2010年10月10日 東京都杉並区・吉祥寺MANDA-LA 2
滝本晃司, さかな
★魚は澄んだ水を泳ぐ、目の前にいる“さかな”には自ら汚濁でさえも浄化して泳ぐべき水を作り出す、そんな強さを感じる。pocopen(vo, g)と西脇一弘(g)による“さかな”。今、生の“さかな”を聴いて、その美しさとともに、こんなにソウルフルだったんだ、と改めて認識。西脇一弘のギターはヴィニ・ライリーに匹敵。そして滝本晃司。元たま、の肩書がすでに不要な存在、AORライクな艶のある声と、ちょっと辛辣な独特の言葉感との対比の妙がまさに滝本ワールド。最後は、滝本+さかなによるぶっつけ本番ジョイント。

144
2010年11月1日 東京都新宿区・新宿ピットイン
酒井俊
酒井俊(vo), 今堀恒雄(g)
★ピットイン45回目。酒井俊と今堀恒雄のデュオ。やや前衛的なアプローチで演奏する中、浅川マキのカヴァには驚きと必然を感じた。後半に歌ったボブ・ディランやエリック・クラプトンの曲においても独自の世界に昇華、何よりも今堀恒雄の自由度が高くイマジネーションに溢れたギターとの相性が素晴らしい。アンコールでは、マリリン・モンローがカリフォルニアの別荘の裏にある浜辺で寝そべりながら、トランジスタ・ラジオから流れてくるエラ・フィッツジェラルドの歌う<Love Me Tender>というシチュエーションを披露。そうか、ステージの途中で何度か使用した拡声器(!)は遠藤ミチロウ化したのではなくそういう意味があったのか、と気付いた次第。

145
2010年12月11日 東京都港区・赤坂BRITZ
ソウル・フラワー・ユニオン(Soul Flower Union)
中川敬(vo, g), 奥野真哉(key), 伊藤孝喜(ds), JIGEN(b), 高木克(g), 伊丹英子(g), 上村美保子(cho), 大熊ワタル(clarinet)
★「キャンプ・パンゲア」発売記念ツアー。3回目(!)のアンコール「こたつ内紛争」(!)まであっという間の3時間! 3時間休みなしにこれだけの祝祭性(全員踊りっぱなし)を持続できるバンドが、今どれだけいるのか。間違いなく日本最高、最強のバンド。新作のタイトルが「キャンプ・パンゲア」と聴いたときになぜか思い出したのは「じゃがたら」。それはきっとマイルス・デイヴィスの「パンゲア」にもっとも近づいたバンドがじゃがたらだったから。そしてこの夜、SFUの演奏を聴いていたら「パンゲア」→じゃがたら→SFUの流れを確信、と思いきや、なんと八木康夫氏がステージに乱入。うわっ、ホントにじゃがたらとSFUが一本の線でつながってしまった…、と唖然。驚いたのはYMO<東風>の奥野ヴァージョン、ミホが歌う<霊柩車の窓から>(!)…と、濃い。あらゆる権力に抵抗し、踊り続けるホモサピエンスのための豊穣なレベル・ミュージック。

by junn-chang, Jul.7, 2019
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2019年05月02日

Live Goes On 2007 - 2008

Live Goes On - これまでに観た(聴いた)コンサート/ライヴの記録
2007 - 2008

111
2007年6月28日 東京都新宿区・新宿ピットイン
芳垣安洋 4 days - KC7 -
芳垣安洋(ds, perc), 青木タイセイ(tb, etc), 塩谷博之(sax, cl), 高良久美子(vib, ect), 鈴木正人(b), 高田漣(pedal steel) ゲスト: オオヤユウスケ(vo, g)
★ピットイン31回目。芳垣安洋のユニット、KC7。<Reggae Night>と題しながら、無国籍風オーガニック感が全開。高田漣が歌うのはブルーズ。オオヤユウスケが登場。やっとレゲエ化するものの選曲が演奏以上に緩い。サッチモの「What A Wonderful World」、エルヴィスの「好きにならずにはいられない」、さらには「エーデルワイス」!

112
2007年8月4日 茨城県ひたちなか市・ひたち海浜公園
ロック・イン・ジャパン・フェス2007(Rock In Japan Fes. 2007)
112-1
Asparagus
112-2
遠藤賢司(エンケン)バンド with サンボマスター
112-3
Special Others
112-4
ホフディラン
112-5
斉藤和義
112-6
エレファントカシマシ
112-7
井上陽水
112-8
ヤノカミ(矢野顕子×レイ・ハラカミ)
★7回目のRIJ、2日目。何はともあれ、遠藤賢司(エンケン)バンドに尽きる。エンケン、遂にRIJのステージに立つ。日本は神の国。森羅万象に神がおり、そしてロックに宿った神こそが、遠藤賢司だと思う。RIJの開催地、ひたちなか市(旧勝田市)に生まれ、ロックの現人神となったエンケンが齢60にして遂に、生誕の地に降臨。しかしサウンド・オブ・フォレスト、観客が、少ない。ゆえに最前列確保。ジーンズに白いシャツ、1人登場したエンケンは、いつもの厳しい表情で「夜汽車のブルース」を歌いだす。ギターを刻むストロークのひとつひとつに魂が込められている。鋭い視線で観客を見渡し、全身で言霊と音楽を表出する。「やっと呼んでくれました。曽我部くんが推薦してくれたみたいで」とエンケン。そして、子供の頃勝田駅でいつも聴いていた汽車の車輪の音を思い出した、とか、母校である石川小学校(?)の校庭で中学生にバットで殴られて、気がついたらこのステージに立っていた、とMC。エンケン・バンド登場。ドラムスは、伝説の闘士、元頭脳警察のトシ(石塚俊明)、57歳。トシがRIJのステージに立つ意味も大きい。ベースは元子供バンド、現潮音パパ、湯川トーベン、53歳。日本最高、最長寿のロック・トリオが、ここにいる。「踊ろよベイビー」、妥協なしの戦闘状態。すごい緊張感。トシのドラミングを目の前で浴びる。トシが叩いているのは、ドラムという楽器ではなく、日本という大地であり、トーベンが爪弾いているのは、このステージを囲む樹々の幹のように聴こえる。エンケンは、目をぎらつかせ、猫のポーズを交えながら咆哮を続けている。エンケンはMCで、音楽は宗教だと思う、八百万の神が曲のひとつひとつに宿り、それを受けたものの体内にはいりこんでゆく、そして、音楽はロックも演歌もジャズもすべて平等に存在する、と大体そんな意味のことを語った。まったく同感。そしてハプニング。エンケン曰く「今日は出演の予定もないのですが、わざわざコーラスのためだけに、ここに来てくれました、サンボマスター!」はっ?サンボマスター? 場内にすごいどよめきが走る。そしてサンボマスターの3人が登場、「遠藤賢司さんほど凄い人はいません」とMC。エンケン・バンド&サンボマスターが「不滅の男」に突入。その後はひたすらカオスティックな世界へ。ステージは現人神の司る祝祭へなだれ込む。いつの間にかスタンディング・ゾーンは人がいっぱい。エンケン・バンドの音に集まってきたのか、サンボマスターを聞きつけて集まってきたのか。どっちでもいい。こうなったら観客も、身体を揺らし、叫び、汗と涙を発しながら、これと一体化するしかない。ステージ前列に並び、何度も四股を踏むエンケン&トーベン&サンボマスター、ステージはクライマックスへ。やがてエンケンはステージから飛び降り、森の中へ消えていきました。最後にトシが投げたドラムのスティックの1本は、幸運にも僕が授かりました、宝物。そうそう、エンケンはMCの途中、「俺はかなしい」、と言っていた。
対照的にグラスステージに3万人?を動員した井上陽水。ヒット曲の演奏連発の後、<傘がない>。グラスにいた全員がこの曲をシーンと聴き入っているそのさまは凄かった。エンケンと陽水。同じに日に、この二人の演奏を聴くこと、それは幸福以外のなにものでもない。

113
2007年8月5日 茨城県ひたちなか市・ひたち海浜公園
ロック・イン・ジャパン・フェス2007(Rock In Japan Fes. 2007)
113-1
マボロシ
113-2
絢香
113-4
Overground Acoustic Underground
113-5
The ピーズ
113-6
麗蘭
113-7
Rip Slime
113-8
Dragon Ash
★7回目のRIJ、3日目。何はともあれ麗蘭、というかチャボ。キース・リチャーズ&ロン・ウッドの如き佇まいのチャボと蘭丸。早川岳晴のベースは間違いなくビル・ワイマンよりも巧い。<今夜はR&Bを…>、ホントに泣けた。彼らのブラック・ミュージックに対する敬愛と先人への深い尊敬に感動。そしてチャボの言葉(英語で)、「来年は、忌野清志郎と必ずここに帰ってくる!」
大トリ、Dragon Ash。観客のすべてが携帯でライトをかざしたあの光景の素晴らしさは、言葉じゃ表現できない。

114
2008年7月15日 東京都新宿区・新宿ピットイン
村田陽一 3 days - 2nd Day -
村田陽一(tb), 堀沢真己(cello), 一本茂樹(b), 美野春樹(p)
★ピットイン32回目。トロンボーンとチェロ、音楽性の融合と、音質の非融合が、凡庸なイマジネーションを遠ざけた、不思議で豊かなイメージ。オリジナルの他にジョビンの「ワン・ノート・サンバ」、モンクの「エヴィデンス」、ミンガスの「フォーバス知事の寓話」、パーカーの「ドナ・リー」など。その「ドナ・リー」での超絶テクは、とってもファニー。

115
2008年8月1日 茨城県ひたちなか市・ひたち海浜公園
ロック・イン・ジャパン・フェス2008(Rock In Japan Fes. 2008)
115-1
サンボマスター
115-2
Air
115-3
ジン
115-4
ザ50回転ズ
115-5
YUI
115-6
曽我部恵一Band
115-7
Go! Go! 7188
115-8
Polysics
★8回目のRIJ、初日。歓喜のスタート直前、グラスにツェッペリンが響き渡り、ストゥージズのTシャツがサンボマスターの汗を吸いながら絶叫に震え、残響と共に砂煙が沈静化する。海浜公園の中を移動する一歩一歩が灼熱の太陽を汗に変え、Airの空気を吸い、何度も何度も何度も飛び跳ね、フォレストの芝に寝転がり、曽我部バンドの濃密な演奏と饒舌な言葉そして最高の笑顔にノスタルジーと希望を感じ、記号化された言葉と電子音を纏った肉体、そしてチャイルディッシュな単純性(≒複雑性)を提示したポリシックスの近未来的狂宴に全身を預けた初日。

116
2008年8月2日 茨城県ひたちなか市・ひたち海浜公園
ロック・イン・ジャパン・フェス2008(Rock In Japan Fes. 2008)
116-1
エレファントカシマシ
116-2
Soil & “Pimp” Sessions
116-3
Mars Eurythmics
116-4
tabacojuice
116-5
頭脳警察
116-6
斉藤和義
116-7
筋肉少女帯
116-8
bonobos
★8回目のRIJ、2日目。何はともあれ、頭脳警察、完全復活! 結成39年、三里塚(71年)とRIJの間にある無限の溝。魂の太鼓叩きトシと、孤高の闘士パンタの登場とともに凍る観客。全員黒装束、フードを被り、顔の半分を覆ったパンタが、マイクに向かって「指名手配された犯人は殺人許可書をもっていた」と囁き、「銃をとれ」へ。緊張感と高揚感、凄い音圧。パンタのMC「このフェスに出れたことをとても嬉しい」に涙が出そうになる。そして「こんな楽しい場所にはふさわしくないけど」と告げて「7月のムスターファ」へ。ムスターファとはサダム・フセインの孫で、モスクで米軍に包囲されたムスターファは僅か14才ながら、たった1人で、米軍200人を相手に銃をとって1時間に渡って応戦、最後には銃弾が尽き、米軍に蜂の巣にされて絶命した少年のこと。そのムスターファについて、パンタは「フセインがどうとか、ブッシュがどうとかじゃなく、ただムスターファという14歳の少年がたった1人で米軍に包囲され1時間もの間、銃をとって戦ったことを伝えたい」と続け、<7月のムスターファ>の演奏に入った瞬間、涙が止まらなくなる。<さようなら世界夫人よ>、<時代はサーカスの象にのって>、最後は「コミック雑誌なんかいらない」で終焉。ステージを囲む森に残された余韻は、まるで神の吐息のよう。
他には、自分と同い年であるエレカシ宮本の言葉に今年も勇気づけられ、デス・ジャズの圧倒的なパワーと熱狂に踊り、ときどき森の中から空を見上げ、澄んだ青い空の浮かぶ真っ白い雲を眺め、突如飛行機が無神経にその上空の風景を引き裂こうとすることにため息をつき、再び、自分と同い年の斉藤和義と、そして自分より1歳上の大槻ケンヂに共感し、最後はフォレストのボノボで放心。

117
2008年8月3日 茨城県ひたちなか市・ひたち海浜公園
ロック・イン・ジャパン・フェス2008(Rock In Japan Fes. 2008)
117-1
Dragon Ash
117-2
Apogee
117-3
Mo’Some Tonebender
117-4
シュノーケル
117-5
Yo-King
117-6
真心ブラザーズ
★8回目のRIJ、3日目。「乗り越えなければならない問題がいっぱいある」という渋谷陽一の言葉を、Dragon Ashの心地よいラテン・リズムに揺れながら思い、芝生の中で炎天下にもだえ苦しむミミズを見つけ、疲労ゆえの頭痛に苦しみながら、それでもフォレストで身体を揺らし、Yo-King、真心2連発というハートウォーミングなステージで心身完全開放(解放?)状態。アンコールの<拝啓、ジョン・レノン>で終焉を迎えた余韻の中に、立ち現れるジョージ・ハリソンの<Here Comes The Sun>。毎年<Here Comes The Sun>を聴くたびに夏が終わる。

118
2008年9月3日 東京都杉並区・西荻窪アケタの店
三上寛 & 石塚俊明
三上寛(vo, g), 石塚俊明(ds)
★アケタの店、19年振り2回目。孤高の表出者、2人。真の音楽は夜ひらく。ちょうど1ヶ月前にロック・イン・ジャパンで観た、頭脳警察として出演したトシが、ここにいるという不思議感。

119
2008年9月10日 東京都新宿区・新宿ピットイン
酒井俊
酒井俊(vo), 青木タイセイ(tb, key), 太田惠資(el-vln), 桜井芳樹(el-g), 松永孝義(el-b), 芳垣安洋(ds, per)
★ピットイン33回目。酒井俊2 Daysの初日、“Electric Welding Meeting”と題されたステージ。アンコールのとき酒井俊が引用したのは、6年間一文無しで映画が作れなかったというジャック・ドワイヨン。そのドワイヨンのエピソードから“ロックっぽく”スタートした<満月の夕>が終了したのは夜11時過ぎ。<満月の夕>を松永孝義のベースで聴く、幸福。

120
2008年9月25日 東京都港区・西麻布スーパー・デラックス
Tokyo Confllux: Brotz Fest 2008
1st Set
ペーター・ブロッツマン(Peter Brotzmann: reeds), 灰野敬二(g, voice)
2nd Set
ペーター・ブロッツマン(reeds), ポール・ニールセン=ラヴ(Paal Nilssen-Love: ds), 八木美知依(琴)
3rd Set
ペーター・ブロッツマン(reeds), ケン・ヴァンダーマーク(Ken Vandermark: reeds), マッツ・グスタフソン(Mats Gustafsson: reeds), ゲスト: 坂田明(reeds)
★初スーパー・デラックス。フリー・ジャズの重鎮ペーター・ブロッツマン、「Machine Gun」から40年。“フリー・ジャズ”に“自由”を与える灰野敬二、八木美知依、そして坂田明。特に坂田明が登場し終焉をこのイヴェントが迎えた時、“凄い“が”楽しい“に変わった意義は大きい。

121
2008年10月1日 東京都新宿区・新宿ピットイン
渋さ知らズ
不破大輔(dandori), 片山広明, 佐藤帆, 小森慶子, 川口義之, 鬼頭哲(以上sax), 北陽一郎, 辰巳光英(以上tp), ギデオン・ジュークス, 高橋保行(以上tuba), 磯部潤, つの犬(以上ds), 関根真理(per, vo), 斉藤良一, ファンテイル(以上g), ヒゴヒロシ(b), スガダイロー(p), 山口コーイチ(key), 室舘彩(fl, vo), ぺロ(dance), 松原東洋, しも, ちえ, たかこ, ふる(以上舞踏), 南加絵, すがこ(以上おちょうし組合), 他
★ピットイン34回目。民衆芸能の真実。辺縁を放浪し続ける楽団が掘った、メインストリームの穴。穴は地底に続き、地底は大地を揺るがす。身体と心が揺さぶられ続けた2時間半の祝祭。

122
2008年10月8日 東京都新宿区・新宿ピットイン
Multikaluti
芳垣安洋(ds), 船戸博史(b), 大友良英(g), 斉藤“社長”良一(g)
★ピットイン35回目。大友良英と“社長”、その超個性的なギター2台を配した芳垣安洋のMultikaluti、ベースは船戸博史という凄いメンツ。ジャズであってジャズにあらず。チャーリー・ミンガス、ローランド・カーク、オーネット・コールマン、ドン・チェリー、そしてバート・バカラックに、アンコールはデューク・エリントン。先達への愛とオマージュ。エリントン・ナンバーの微妙な音のずれが、脱力感と幸福感を同時に醸し出す。

123
2008年10月29日 東京都新宿区・新宿ピットイン
清水くるみ Trio with 峰厚介
清水くるみ(p), 是安則克(b), 本田珠也(ds), ゲスト: 峰厚介(as), 臼庭潤(as)
★ピットイン36回目。冒頭の2曲はキース・ジャレットのカヴァ。<青いたんぼと赤い道>、人間の感情がそうであるように起伏の激しさを内に込めつつ次第に爆発してゆくアグレッシヴな演奏。セカンド・ステージでは演奏スタイルの全く異なる2管のコントラストが美しい。そして、まさかのマウンテン(!)のカヴァ。

124
2008年11月18日 東京都新宿区・新宿ピットイン
Altered States
内橋和久(g, effects), ナスノミツル(ele-b), 芳垣安洋(ds)
★ピットイン37回目。洪水のような音は、優しい。音圧が高いほど、優しい。
それは今日一日の中で、ほんの些細にあったほんの小さな嬉しかったことを祝福してくれているように、優しい。身体がその優しさに揺れている、それほどに優しい。

125
2008年12月15日 東京都新宿区・新宿ピットイン
酒井俊 Night at the Circus 新宿番外編
酒井俊(vo), 田中信正(p), 芳垣安洋(ds)
★ピットイン38回目。Night at the Circusという前衛的ともとれる試みを、優れたインプロヴァイザーたちと昇華するステージングはまるで映画の1シーンのよう。ジャック・ブレルからソウル・フラワー・ユニオンまでの間に横たわる地平を、指でつまみ上げるように空間的に構成するその酒井俊の表現力に魅せられてしまう。

by junn-chang, May.2, 2019
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2019年05月01日

Live Goes On 2005 - 2006

Live Goes On - これまでに観た(聴いた)コンサート/ライヴの記録
2005 - 2006

95
2005年2月25日 茨城県ひたちなか市・サムシング
菊丘ひろみ
菊丘ひろみ(vo), 平岡雄一郎(g), 諸岡(h-organ), 中村順一(ds)
★2月に聴くボッサ。

96
2005年3月12日 茨城県ひたちなか市・市民文化会館
小曽根真 & 伊藤君子 with No Name Horses
小曽根真(p), 伊藤君子(vo), 近藤和彦(as), 池田篤(as), 三木俊夫(ts), 岡崎正典(ts), 宮本大路(bs), エリック宮城(tp), 木幡光邦(tp), 岡村晶(tp), 岡崎好朗(tp), 中川英二郎(tb), 片岡雄三(tb), 山城純子(b-tb), 中村健吾(b), Clarence(ds)
★ビッグバンド、No Name Horsesをバックにした小曽根真 & 伊藤君子のjスウィンギーなステージをひたちなかで聴ける幸福。

97
2005年4月13日 東京都新宿区・新宿ピットイン
What's is HIP ? + 高田みちこ
松木恒秀(g), 野力奏一(p, key), 岡田章(b), 渡嘉敷佑一(ds), 高田みちこ(vo)
★ピットイン25回目。ジャズじゃないジャズに高田みちこが歌う、の図。

98
2005年6月22日 東京都新宿区・新宿ピットイン
南博4 Go There
南博(p), 竹野昌邦(sax), 水谷浩章(b), 芳垣安洋(ds)
★ピットイン26回目。南博は、やはり凄い。

99
2005年8月6日 茨城県ひたちなか市・ひたち海浜公園
ロック・イン・ジャパン・フェス2005(Rock In Japan Fes. 2005)
99-1
Going Under Ground
99-2
フジファブリック
99-3
Saryu
99-4
ウルフルズ
99-5
Singer Songer
99-6
Mr. Children
★5回目のRIJ、初日。2日間の体力を考慮して?緩急を考慮した完璧セレクト。トリは感動のステージング、ミスチル。

100
2005年8月7日 茨城県ひたちなか市・ひたち海浜公園
ロック・イン・ジャパン・フェス2005(Rock In Japan Fes. 2005)
100-1
エレファントカシマシ
100-2
銀杏Boyz
100-3
奥田民生
100-3
坂本龍一
100-4
サザンオールスターズ
★5回目のRIJ、2日目。同年生まれの雄エレカシが演るからには当然共に挑まねばなるまい。銀杏、グラスステージで峯田が遂に全裸に、そしてそのままドラムセットにダイヴする衝撃。奥田民生は奥田民生。超アブストラクトなB-2UNIT状態となり観客を突き放す教授。そして遂に登場、圧巻のサザンでフィニッシュ。そしてまた夏は終わる。

101
2006年4月12日 東京都新宿区・新宿ピットイン
Shoomy Band
宅朱美(vo, p), 加藤崇之(g), 是安則克(b), 樋口晶之(ds) guest: 松風鉱一(sax, fl)
★ピットイン27回目。新CD「requiem」のメンバーによるライヴ。Shoomyの歌に、圧倒されてしまう。CDの帯には「寂しい王様にならないように素直に生きましょう 生きるための戦いに疲れたら聴いて下さい」と書いてある。この夜の演奏はまさに彼女の生き方そのものだったと思う。

102
2006年4月25日 東京都新宿区・新宿ピットイン
坂田明 mii+1
坂田明(sax, fl, vo), 黒田京子(p), バカボン鈴木(b), ヤヒロトモヒロ(per)
★ピットイン28回目。坂田明の全霊を込めた演奏に生き方を教わった人も多いはず。曲名が「水母(くらげ)」とか「ハタハタ」とか笑えるけど、楽器だけではなく、唸り節から歌へつなげてゆく曲を交えて、この夜も完全に坂田ワールド全開。「死んだ男の残したものは」なんてかなりキテる。ところで、ステージの途中で、最前列で隠し録音をしていた客に向かって坂田明が説教はじめる一幕、坂田明の言ったことを要約すると「俺たちはこの世界(音楽)をサバイヴしてるんだ。著作権というものがある。勝手に録るな! まあ、最近は客を殴るなんてしないけどな。おい、いつまで録ってんだ、止めろ! 消せよ! 最近いい機械があるんで録りたくなるんだろうな。携帯のカメラなんかがそうだよな、あんなカメラがあるから女性のスカートの下から撮りたくなるんだ。誰でもそんな気持ちはある。技術の進化が悪いのかもしれないな」という感じ。さすが坂田明。今、ジャズの現場でこういうこと言う人いるか? 坂田明は正しい。

103
2006年5月26日 東京都新宿区・新宿ピットイン
巻上公一
巻上公一(voice, theremin), 梅津和時(as, bcl), 津上研太(as, ss)
★ピットイン29回目。アルバム「月下のエーテル」発売記念ライヴ。圧巻のヴォイス・パフォーマンスとテルミンの演奏に、梅津和時と津上研太のリードが絡む、完全インプロヴィゼーション。何しろテルミン! 生演奏は初めて見た。そうか、こういう楽器だったのか。そして巻上公一の変幻自在、圧巻のヴォイス・パフォーマンス。モンゴルのホーミーのようでもあり、仏教の声明のようでもあり、ときにはサイレント映画の弁士のようでもあり。

104
2006年6月26日 東京都新宿区・新宿J
We Remember Clifford
辰巳哲也(tp), Niel Stalnaker(tp), 寺下誠(p), Jeff Curry(b), Mike Reznikoff(ds)
★3回目のJ。クリフォード・ブラウンに捧げられた一夜。

105
2006年8月5日 茨城県ひたちなか市・ひたち海浜公園
ロック・イン・ジャパン・フェス2006(Rock In Japan Fes. 2006)
105-1
フジファブリック
105-2
Bennie K
105-3
Natsumen
105-4
Bloodthirsty Burchers
105-5
奥田民生ひとり股旅
105-6
スピッツ
105-7
Cocco
★6回目のRIJ、2日目。今年もとにかく暑い! まずはレイクステージのフジファブ(心地よいハモンド)とBennie Kで当然早くも汗だく。フォレストで涼みながらNatsumenの壮絶な混沌世界とBloodthirstyの(というか田淵ひさ子の)熱演を聴く。そしてグラスステージへ、夕暮れから月夜に変わりゆく最高の時間帯を奥田民生、スピッツ、Coccoを聴くという至福の時間。何と言ってもCocco、降臨。月夜のステージでの神がかり的Cocco。

106
2006年8月6日 茨城県ひたちなか市・ひたち海浜公園
ロック・イン・ジャパン・フェス2006(Rock In Japan Fes. 2006)
106-1
木村カエラ
106-2
Polysics
106-3
ohana
106-4
矢野顕子 featuring レイ・ハラカミ
106-5
Chara
106-5
矢沢永吉
★6回目のRIJ、3日目。前日に比べれば陽射しも幾分優しくなり、風も流れていたので過ごしやすかった3日目。木村カエラでスタート。早くも体力ピークはPolysics! 最高! 当然のレイク総立ち! 全開、一切妥協なしの壮絶ライヴは、ある意味宗教に等しい。涼風漂うohanaでクールダウン。そして矢野顕子。そう、矢野顕子。レイ・ハラカミとの共演からソロまで、別世界、孤高。Chara、何故かほとんど一緒に歌えてしまうことに気づいた。最後に永ちゃん。King of Japanese Rock! 伝説としてではなく、現在進行形として凄い! 若き客層に迎合一切なしの直球勝負で完全勝利、天晴。ギターは山本恭司!

107
2006年8月10日 東京都新宿区・厚生年金会館
ブロードウェイ・ミュージカル「Movin' Out」
★初めてミュージカルを観た。ビリー・ジョエルのヒット曲を背景にしたベトナム戦争時代の青春ダンスミュージカル、セリフは一切なし、ステージの後方上段でロックバンドが生演奏、ピアノ&ヴォーカルのマシュー・フリードマンがそっくりに彼のヒット曲を歌いまくると構成。アルバム「The Nylon Curtain」的世界、印象的な<Goodnight Saigon>のシーン、アルバムと同様にヘリの音が鳴って来て、あの曲が始まる瞬間は感動的。そしてダンサー達の表現力、技術、体力は凄まじさ。

108
2006年9月10日 茨城県ひたちなか市・那珂湊港
BIG WAVE 2006
Sugar Minott
Nanjaman
Papa U-Gee
Racy Bullet(Ken-U, Micky Richi, Dommino Kat)
Akane
Arare
Chaps
G-Spice
Shinobu
Kid-Rat
& others
Sound: Sunset, Racy Bullet, Perfect Liberty Family
Guest: Lunch Time Speax

★世界の子供達にワクチンを!と題されたチャリティ・レゲエ・イヴェント。那珂湊港にシュガー・マイノットが来た! ただ、この人を見るために行きました。おおっ、シュガー・マイノット!娘のパッションも一緒。優しいあの声、MCで自らをオリジナルだと言っていた、まさにその通り。イヴェント終演の頃、楽屋裏を歩いていたらステージを終えたシュガー・マイノットにばったり、しっかり握手をしてもらい、感激。それとNanjamanのメッセージには共感。

109
2006年9月25日 東京都港区六本木・サテンドール
平山織恵 & Miya
平山織恵(cello), Miya(fl), 伊勢三木子(vln), 高橋亜聖(vln), 梶谷裕子(viola), 佐瀬正(b), 上村計一郎(ds)
★麗しのチェンバー・ジャズ。

110
2006年10月31日 東京都新宿区・新宿ピットイン
山下洋輔 New Quartet
山下洋輔(p), 柳原旭(el-b), 小笠原拓海(ds), 米田裕也(as)
★ピットイン30回目。山下洋輔のニュー・クァルテット、新メンバー3人は何と20代、そして、凄い。客席の盛り上がりも凄かったけど、山下洋輔の満足そうな顔がまたいい。途中、ニューオリンズのセカンドラインの曲での小笠原拓海のドラミングはマジで格好良かった。

by junn-chang, May.1, 2019
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2019年04月30日

Live Goes On 2003 - 2004

Live Goes On - これまでに観た(聴いた)コンサート/ライヴの記録
2003 - 2004

79
2003年2月12日 東京都新宿区・新宿ピットイン
加藤崇之
加藤崇之(g), 井野信義(b), 山崎比呂志(ds)
★ピットイン18回目。雪の新宿。加藤崇之のアブストラクトなギター世界、音の大きさに耳と能が麻痺しそう、そして開演から終焉まで観客は遂に私一人だけ。

80
2003年3月11日 東京都新宿区・新宿ピットイン
角田健一 Big Band
角田健一(tb, arr), 大山日出男(sax, cl), 池田篤(sax, fl), 佐藤達哉(sax), つづらのあつし(sax), 田中哲也(tp), 浦田雄揮(tp), 岡崎好朗(tp), 田中充(tp), 中路英明(tb), 橋本佳明(tb), 堂本雅樹(tb), 井上祐一(p), 山下弘治(b), 原大力(ds), 竹本一匹(per)
★ピットイン19回目。音の壁。

81
2003年4月10日 東京都新宿区・新宿ピットイン
ヤヒロトモヒロ Session Vol.10
ヤヒロトモヒロ(per), 前田優子(vo), 永田利樹(b), 長澤紀仁(g), 塩谷博之(sax), 前田富博(ds)
★ピットイン20回目。元じゃがたらという幻影を求めて聴く、けれど幻影は幻影。

82
2003年5月8日 東京都新宿区・新宿ピットイン
三好”3吉”功郎 Surprise
三好功郎(g), 小野塚晃(key), バカボン鈴木(b), 鶴谷智生(ds), 仙波清彦(per), ゲスト: 久米大作(p)
★ピットイン21回目。興味深いメンバーによる非ジャズ。

83
2003年6月27日 茨城県水戸市・ガールトーク
TOYONO & 小沼ようすけ
★初Girl Talk。ボッサ・シンガーTOYONOと小沼ようすけのギター。

84
2003年8月2日 茨城県ひたちなか市・ひたち海浜公園
ロック・イン・ジャパン・フェス2003(Rock In Japan Fes. 2003)
84-1
氣志團
84-2
The Boom
84-3
Smorgas
84-4
Dry & Heavy
84-5
Yo-King
84-6
Harry
84-7
奥田民生
★3回目のRIJ、初日。いきなりグラスステージ、炎天下の学ラン、氣志團で熱狂からザ・ブームへ。フォレストでのSmorgasを挟んで、レイクステージへ。超ダビーなDry & Heavy、ご機嫌Yo-King、ストリート・スライダーズのHarry、そしてトリの奥田民生という至福の選択。

85
2003年8月3日 茨城県ひたちなか市・ひたち海浜公園
ロック・イン・ジャパン・フェス2003(Rock In Japan Fes. 2003)
85-1
Bump Of Chicken
85-2
平井堅
85-3
Soul Flower Union
85-4
曽我部恵一
★3回目のRIJ、2日目。初日の全身疲労をものともせず、この日もグラスステージから挑む、圧巻のBump Of Chicken、お〜平井堅、狂乱と歓喜と解放のSoul Flower Union、そしてレイクステージでの曽我部恵一。また夏が終わる。

86
2003年10月16日 東京都新宿区・新宿ピットイン
ジョージ大塚トリオ
ジョージ大塚(ds)、深沢真奈美(p)、高山夏樹(b)
★ピットイン22回目。

87
2003年12月16日 茨城県水戸市・茨城県民文化センター
カウント・ベイシー・オーケストラ(Count Basie Orchestra - Swingin' Jazz 2003)
William H."Bill"Hughes(leader, tb), Tony Suggs(p), Will Matthews(g), James Leary(b), Butch Miles(ds), Byron Christopher Murrell(vo), Michael P. Williams(tp), Endre Rice(tp), William"Scotty"Barnhart(tp), Shawn C.Edmonds(tp), Clarence Banks(tb), Alvin Walker(tb), David Keim(tb), Barry Cooper(tb), John Williams(sax), Doug Lawrence(sax), Doug Miller(sax), John Kelton(sax), Marshall McDonald(sax)
★一関で生まれ育った僕にとっては“わが心の”カウント・ベイシー・オーケストラ! もちろんカウント・ベイシーもフレディ・グリーンも既にいないけど、初めて生で聴けたことの大きな幸福。

88
2004年1月9日 茨城県ひたちなか市・サムシング
河野三紀
河野三紀(p), 上羽康史(b), 野口通生(ds), 増田ひろみ(sax), guest: みづもとあつこ(vo)
★2004年はサムシングから。

89
2004年2月27日 茨城県ひたちなか市・サムシング
ラ・ヒラルディージャ(La Giraldilla)
東野りえ(ds), 白土達子(fl), 本多ゆき恵(p), 上原裕子(per), 石本淳一(b)
★地元凱旋のラ・ヒラルディージャ。

90
2004年6月10日 茨城県水戸市・ガールトーク
友部正人
★やっと聴くことができた友部正人。閉ざされた心が開かれてゆく。

91
2004年8月7日 茨城県ひたちなか市・ひたち海浜公園
ロック・イン・ジャパン・フェス2004(Rock In Japan Fes. 2004)
91-2
レミオロメン
91-2
一青窈
91-2
銀杏Boyz
91-3
ライムスター
91-4
曽我部恵一 & Ootelesa
91-5
ハナレグミ
永積タカシ(vo, g), 高田漣(pedal steel), 鈴木正人(g), Asa-Chang(ds)
★4回目のRIJ、初日。今年もグラスステージから、レミオロメン(!)でスタート。そして一青窈、この時初めて<ハナミズキ>聴いた、炎天下に染み渡る“夏は暑すぎて〜”のフレーズは今でも忘れられない。レイクステージへ移って狂喜乱舞する銀杏Boyz、クールなライムスター、今年も聴きます曽我部恵一、最後は特別編成のハナレグミ、という幸福。

92
2004年8月8日 茨城県ひたちなか市・ひたち海浜公園
ロック・イン・ジャパン・フェス2004(Rock In Japan Fes. 2004)
92-1
HY
92-2
Husking Bee
92-3
エレファントカシマシ
92-4
奥田民生
92-5
スピッツ
92-6
岡村靖幸
92-7
東京スカパラダイスオーケストラ
★4回目のRIJ、2日目。体力との戦いは続く。グラスステージ、HYでスタート。フォレストでHusking Bee、グラスステージに戻って同年生まれの雄エレカシ、奥田民生、スピッツとRIJらしい黄金リレー。そしてこの日の目玉、岡村ちゃん、ちょっと太った岡村ちゃんが放つヘヴィ・ファンクネス。大トリのスカパラでそれが永遠に続くかと思うほど踊り狂う。そしてまた夏が終わる。

93
2004年9月14日 東京都新宿区・新宿ピットイン
キャスパー・トランバーグ・セプテット(Kasper Tranberg Septet)
Kasper Tranberg(tp), Mads Hyhne(tb), Jakob Dinesen(sax), 南博(p), Niel Davidson(b), Anders Mogensen(ds)
★ピットイン23回目。スウェーデンのトランペット奏者キャスパー・トランバーグ、南博を含む六重奏団が奏でる北欧ジャズ。

94
2004年12月9日 東京都新宿区・新宿ピットイン
ヴィンセント・アトミクス(Vincent Atomicus)
芳垣安洋(ds, per), 岡部洋一(ds, Per), 青木タイセイ(tb, fl, pianica), 松本治(tb), 勝井祐二(vln), 太田惠資(vln), 水谷浩章(b), 良久美子(vib, per)
★ピットイン24回目。芳垣安洋率いる辺縁に生きる無国籍楽団ヴィンセント・アトミクス。

by junn-chang, Apr.30, 2019
posted by junn-chang at 07:40| Comment(0) | ★Live Goes On★ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする